秋★枝先生の煩悩寺の感想。一途な青年男女の青春に癒されよう!

全3巻の中でのほほんとした2人の男女の恋愛模様を描き切った傑作。
荒んだ心の清涼剤として読んでいただきたい漫画です。

始まりはトイレを貸してください!

お姉さんタイプの小沢さんがトイレを借りにくるシーンから物語は始まります。新しい。

しっかりしてそうでドジなお姉さんは可愛くて仕方ないですね。
そして、チェリーボーイの小山田くんは一目ぼれをしてしまうという。さもありなん。

見どころは煩悩寺に送られてくる珍品の数々!

本作は甘い恋愛が魅力!というわけではありません。

小山田くんの家に送られてくる珍品とそれを目当てに尋ねてくる友人たち。
彼らのゆる~い繋がりが最大の面白さなんです。

ドンジャラや謎の食材、各国のおかしなお土産たち。
それを見ながら笑いあい彼らがただただ羨ましいと感じてしまいます。

小山田くんに少しずつ惹かれていく小沢さんが愛らしい

会社ではバリバリのキャリアウーマンですが、彼氏に振られたり上司や後輩とのしがらみに振り回されたりと散々な小沢さん。

そんな彼女だからこそ自分の時間をのんびりと過ごしている小山田くんに惹かれていくのでしょう。
嫌な事があれば彼の家を思い出し、訪ねる日々。

最初はただの暇つぶしだったのでしょう。しかし、段々と行かないと落ち着かなくなるまでになってしまいます。

そして、1巻の終わりでめでたく付き合い始めて棺桶で一緒に寝るわけです。

意味不明と思うかもしれませんが、事実なんだから何とも言えない。

付き合っても変わらないスローライフな日々

何度も言いますが、本作の魅力は緩やかな時間です。
それは2人が付き合ってからも変わりません。

友人の島ぽんや渡部さんは相変わらず入り浸りますし。
せっかくの初めての2人の夏もへび花火で幕を閉じます。でも、それがいいんだよなあ。

特にどんでん返しも無く、クライマックスシーンがあるわけでもありません。
ただひたすらに2人を中心とした日常が流れるだけです。

ですが、サラリーマン生活で疲れている僕にとって心の清涼剤になっています。

結婚をしても変わらない2人の毎日

小沢さんは今が大好きで、結婚をしたらそれが壊れるかもしれないと恐れていました。
そんな小沢さんを想って、じっと待ち続ける小山田くん。

2人のバランスは本当に良いなあと。心に染み入るものがありました。
全3巻でありながら長すぎず短すぎず、贅沢な時間を何度も味わえた気がします。

ラストの場面はぜひ小沢さんの気持ちに立って考えて貰えればうれしい。

何か懐かしくも温かい漫画が読みたい。そう思ったのならば本作をぜひ読んでみて下さい。

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2017年6月19日