小説 作中作 【評価】ユージニア【粗筋】~難解過ぎる上級者向け小説~ 2023年11月26日 作品情報 作者:恩田陸 粗筋 徹頭徹尾わけがわからない。僕はいったい何を読んでいたんだ。 良くも悪くも新鮮。軽いノリで読む小説ではない。色々と重いよ。 大量毒殺事件が人々の心に落とす影 かつて名家で起こった毒殺事件。死亡者10人を超えた事件は被害者が医療界の大御所だったこともあり、大々的に報道されました。 一家は善人で...
小説 クローズド連続殺人特殊設定ハウダニット 【粗筋】時空旅行者の砂時計【感想】~過去に戻り惨劇を回避せよ~ 2023年11月18日 作品情報 作者:方丈貴恵備考:デビュー作 楽天 粗筋 妻の祖先を襲った事件の日にタイムトラベルせよ 間質性肺炎にかかった瀕死の妻の見舞いの帰り、加茂はマイスター・ホラと名乗る者からの電話を受けます。ホラ曰く、「妻の死の原因は祖先に起こった事件にある」とのこと。 そして、それを解決すれば妻は救われるというのです。そのため...
警察 連続殺人ホワイダニット 【粗筋】死命【感想】~癌に侵された刑事と犯罪者~ 2023年10月28日 作品情報 作者:薬丸 岳 Amazon 楽天 粗筋 面白い。警察の使命に殉ずるか、それとも己の欲望に殉ずるか。同じ病に侵されながら全く逆の道を進む2人の行く末はいかに! 死期を悟り、己の殺人衝動を開放する榊伸一 若くしてデイトレードで億万長者になった伸一。何不自由なく生きていける成功者となりましたが、女性への殺人衝動に...
小説 クローズド連続殺人特殊設定 【粗筋】そして誰も死ななかった【感想】 2023年10月9日 作品情報 作者:白井智之 Amazon 楽天 粗筋 謎の女性「晴夏」に狂わされるニセ作家の牛男 30万部の売り上げを出した「奔拇島の惨劇」の作家である牛男。実際は亡き父の盗作であり、本人はただのプータローでしかありません。 ちょっとした小遣い稼ぎが目的だったので、本格的に作家を目指すわけでもありません。このまま一発屋と...
小説 連続殺人特殊設定 【粗筋】ループ・ループ・ループ【感想】 2023年10月9日 作品情報 作者:桐山徹也受賞:このミステリーがすごい大賞 Amazon 楽天 粗筋 永遠に繰り返す11月24日 何かがおかしい。郁郎はしばらくして違和感に気づきます。 昨日と同じ登校風景 昨日と同じ授業内容 昨日と同じ晩御飯 なにより家を出る前の記憶がはっきりとしない。周囲のドッキリにも見えない。信じられないが、同じ日...
小説 特殊設定フーダニット 【粗筋】星詠師の記憶【感想】~水晶に映る未来の出来事~ 2023年10月5日 作品情報 作者:阿津川辰海 Amazon 楽天 粗筋 この人の小説はやっぱり面白いわ。THE推理小説って感じで満足感がすごい。 自首謹慎中の刑事、故郷に帰る 被疑者を射殺し、自主謹慎をすることになった獅童。天涯孤独で行く当てがない中、幼少時に過ごしていた故郷の村を訪れることを決めます。 そこで獅童は学生から「殺人犯の容...
小説 誘拐・監禁安楽椅子探偵 【粗筋】監禁探偵【感想】~誘拐された少女の名推理~ 2023年10月3日 作品情報 作者:我孫子武丸 Amazon 楽天 粗筋 長編と歌っていますが、実際は3つの短編で構成されています。登場人物は同じで時系列もつながってます。粗筋では1話と2話を紹介していきましょう。 監禁した美少女と謎解きをする青年 他殺死体を見つけた。ストーキングしていた女性の下着ドロを目論んだ亮太はとんでもない事態に見...
小説 作中作 【粗筋】世界でいちばん透きとおった物語【感想】~紙書籍の可能性~ 2023年9月25日 作品情報 作者:杉井光 Amazon 楽天 粗筋 こりゃすげえわ。全く新しい小説の可能性を見た。 異母兄から依頼された父の隠された小説の捜索 ミステリ作家の宮内彰吾と女性ファンの不倫の末に産まれた藤坂燈真。それが世間に許されるわけもなく、父に認知されないまま母に育てられてきました。 その母も不慮の事故で亡くなり、燈真は...
警察 【粗筋】いけない【感想】 2023年9月16日 作品情報 作者:道尾秀介 Amazon 楽天 粗筋 まあ、普通やな。本書は3つの短編と1つのエピローグで構成されています。 舞台は同じで再登場する人物もいるんですけどね。 ラスト1ページが暴き出すもう1つの真相をあなたは見抜けるか 帯の文章 このラスト1ページは短編ごとの話であり、本書全体の話ではありません。長編と考え...
小説 社会問題 【粗筋】法の雨【感想】~無罪判決は罪なのか~ 2023年9月16日 作品情報 作者:下村敦史 Amazon 楽天 粗筋 無罪判決を出し続ける異端の判事 「無罪病判事」刑事裁判の有罪率99.7%が常識とされている現代において、15件もの無罪判決を言い渡す異端の判事が法廷をかき乱していました。 無罪と言えば良いですが、喜ぶ者はほとんどいません。 検事は有罪を取れずに打ちのめされ マスコミや...