五等分の花嫁6巻のネタバレ感想!父親の思惑を全力で考察してみた。

物語が大きく動いた待望の第6巻。
零奈の正体、父親の思惑、そして、フータローの未来とは?
五つ子それぞれが自分の考えで動いた結果、様々な場所に影響を与えました。
ということで、今回は五等分の花嫁6巻のネタバレ感想を存分にお話ししましょう!

五つ子の成長物語

6巻では五つ子が協力して動き出して、感慨深い巻となりました。
今迄はそれぞれが好き勝手に動いていたので、ついに!と言った気分ですね。

1人1人が誰かを助け前に進む

今回の終着点はみんなで再び勉強をすることでした。
そのための関門として、

  1. 二乃と五月を和解させる
  2. 二乃に勉強のやる気をもってもらう
  3. 四葉の部活のやりすぎな練習を止めさせる

が必要でした。
しかし、5巻でフータローの努力はムダに終わっていました。

そして、諦めかけたその時に零奈が現れたわけです。

とはいえ、零奈が現れたからこの問題が解決したわけではありません。

最終的には五つ子が自身の力で道を切り開いたのです。

  • 一花が四葉の悩みを聞き出し、
  • 三玖が二乃の氷を溶かし、
  • 五月が時間を稼ぎ、
  • 二乃が四葉の代わりに練習を断ります

MVPは一花と三玖ですね。いやあ、フータローが早々に落としていてよかった。

四葉は何もしていないと思いますが、彼女はここまでの下地を作っていました。

彼女だけが最初からフータローを信頼し、支え続けていたわけです。もはや主役です。

期末試験も赤点は回避できず。しかし、着実に成長はしている

期末試験では今迄の行動がダイレクトに影響した結果となりましたね。

  • 三玖と五月は順調に成長
  • 一花は仕事との両立はあるものの成績はまずまず
  • 部活に時間を取られた四葉は最下位
  • 二乃も独学で伸び悩んだ

残念ながら赤点を回避できた生徒はゼロでした。
そして、フータローは家庭教師を辞める決意をしたのです。

ただ、彼が辞めた理由は成績だけではないようですね。

今回の騒動で全く関与しなかった五つ子の父親。

彼に意見をいうために辞めたと考えられるでしょう。

新たな場所でフータローと五つ子の生活が始まる

そんなことを許すはずがない五つ子。
2人はフータローに惚れていますし、他の3人も浅からぬ感情を持っています。

そして、一花の提案により今の豪邸を飛び出し、貧乏生活に逆戻り。

1巻では考えられない程、五つ子はフータローを想っていた。
その結果が今回のとんでも行動になったのでしょう。とりあえずはハッピーエンドと言えますね。

【考察】五つ子の父親

6巻でついに五つ子の父親(以降、中野父)の顔が明らかになりました。
率直な感想として陰気で恐ろしい雰囲気を漂わせています。

「君のような男に娘をやれない」

この一言でフータローとの確執ははっきりとしました。

彼がフータローを憎む理由

しかし、不思議な点があります。

今回の件で中野父がフータローに不快感を持った理由はなんでしょうか?

五つ子の心がフータローに取られたから?
しかし、そもそも中野父は五つ子に大した関心を持っているように見えません。

あくまで妻に義理立てしているようにしか思えない。そんな無関心さが垣間見えます。

では、単純にフータローが気にくわないからでしょうか?

フータローが自分に意見を言った事が気にくわない。
しかし、いくら何でも大人げなさ過ぎますよね。

というか、この程度でキレるならば最初からフータローを家庭教師にしないでしょう。

もっと別の理由がある気がしてなりません。
そこで1巻から読み直したところ、何気ない文章が気になりました。

フータローの父親の勇也の存在です。

そもそもは彼が中野父に押しきって決まった仕事でした。

なぜ、勇也は家庭教師の仕事を手に入れたのでしょうか。

勇也と中野父は旧知の仲?

未来のフータロー結婚式で勇成と中野父のやり取りを確認できます。
一見して仲は悪そうに見えますね。

作中では、勇也が結婚式に来ない中野父を挑発し、中野父はそれに乗りました。

こうみると勇成は中野父の扱いを心得ており、それほどの長い付き合いがあったと予想できます。

しかし、全く性格の違う2人がどうして長く関係を続けられたのでしょうか。
僕は2人の間に第3者の存在を感じました。それは一体誰なのか。

五つ子の母親がキーマンか?

ここからは完全に憶測になりますが、2人の間に五つ子の母親がいたのではないかと考えられます。

彼女の存在が楔となり、2人の関係は途切れなくなったのではないでしょうか。

そもそも知らない男に自分の娘の面倒を見させたがる父親なんているわけがありません。
それは義務感から五つ子を養っている中野父も同じでしょう。

しかし、勇也の息子だからとしぶしぶ承諾をした。
犬猿の仲である勇也なのに。

いくら扱いを心得ていると言っても娘を預けるほどでしょうか。
もし、2人の間に五つ子の母親がいるとすると1つの仮定が立てられます。

五つ子の母親から「2人で娘たちを守ってもらいたい」と言われたからではないでしょうか。

中野父からすれば、自分だけで十分だと考えたのでしょう。
プライドも高そうですし、チャランポランな勇也と協力することは嫌だったはずです。

しかし、勇也に強行されてフータローがやる気ならば好きにしろ、ということになった。
ただし、完全に任せるのも面白くないので、給料を払う事で自分も関わった。

もちろんフータローに家庭教師をさせるのは本意ではありません。

だから1回目のテストで条件を出したのです。
いくらなんでも、あの成績がいきなり上がるとは思えません。

しかし、まさかの二乃がかばった事で引き下がらずを得ませんでした。

こう考えると、今回のフータローの家庭教師辞退は願ったり叶ったりだったと言えます。

自分よりフータローを必要とした五つ子にいら立った

しかし、誤算が生じます。
五つ子が家を飛び出し、自分たちで生活を始めたのです。

しかも勇也の息子のため。ただそれだけです。

五つ子の母親の願いのために動いていたのに裏切られた気持ちになったはずです。
そして、その恨みがフータローに向くのも十分にあり得ます。

今迄の五つ子に対する貢献を若造に奪われた。嫉妬に近い憎しみが彼にあるのでしょう。

そんな感情から溢れたのが6巻最後の捨て台詞だったのです。

君のような男に娘をやれない

「励みたまえよ」のセリフの意味

ここまでで中野父のフータローに対する感情は確定しています。
となると、病院でフータローに向けて言ったセリフは何だったのでしょうか?

ただの捨て台詞でしょうか?

あの時、彼は笑っていました。その真意は何だったのか。

憎しみだけはない何か別の感情がある、その可能性は大いにあるでしょう。

ここの謎は後々大きな意味を持ってきそうな気はします。

【考察】零奈の正体

船に乗った零奈の正体

さて、ここからは恒例の零奈の正体にうつります。
ここが物語の本筋ですからね。しっかりと考察していきましょう。

6巻でキーとなりそうな部分を列挙します。

  1. 五つ子の事情を知っており、フータローから五つ子の感想を聞いて照れている
  2. 正体をばらせばフータローとの恋に一歩リードできるのにしなかった
  3. わざわざお守りを渡したのはなぜ?

1番の反応を見るに正体は五つ子の誰かであるのは間違いないでしょうね。

では、具体的に誰かなのですが、零奈の行動が気になります。
なぜ正体を隠したのでしょうか?そこに何の意味があるのでしょうか?

彼女の言葉をそのまま信じると、自分が彼の邪魔をしていると感じたから。
自分に胸を張って会える男になれるように無理をしているフータローを助けたかったから。

こう考えると、今フータローを振り回している二乃・四葉・五月が零奈とは到底思えません。

となると、一花と三久なのですが、正体を明かさなかったことがヒントになります。
ばらせば恋を一歩リードできるのにしなかった。できなかった。

それは自分が結ばれるのはダメだと感じたから。そう、一花の振る舞いにそっくりなのです。

このように単純に考えると一花がもっとも零奈に近いと考えざるを得ません。

本当の零奈なのか?

しかし、ここで1つの疑問が出ます。

分かりやすすぎないか?

物語の核となる零奈の正体。
本巻によって、ほぼ確定に近い状態となっています。

ただ、物語の核をばらすにはいくらなんでも早すぎる。

そう考えると、今回、会った零奈は偽物では?という推測ができるのです。

当たり前ですが、五つ子なら誰でも写真の少女の変装はできます。
大した話もしていないので、過去を知らない事も問題はなかったでしょう。

本物の零奈が現れれば言うことは無かった。
今の意気消沈したフータローを動かせるのは彼女だけだから。

しかし、彼女が現れないのはすでに分かっている。
ならば、私が代理で彼を動かすしかない。

正体をばらさなかったのは、フータローに誤解されたくないから。
こんな卑怯な方法で彼を奪うわけにはいかない。

一連の行動も一花ならば納得できるのです。あまりにも健気。

これが真実ならば、一花は零奈ではなくなります。花嫁コース脱落です。

この仮説を立てた理由は花嫁レースが単純化されたことに違和感を感じたからです。

もしかしたら彼に渡したお守りは謝罪が書かれていたかもしれません。

フータローがカンニングペーパーとだまして渡した五つ子へのメッセージ。
奇しくも彼女も同じ方法を取ってしまったのです。

花嫁レースはまだ終わっていない

全てが憶測ではありますが、まだまだ花嫁レースに脱落者は現れていません。

今後の展開次第で物語は更に動いていくことでしょう。

中野父・零奈・勇也・五つ子の母親。

彼らがキーマンとなって物語を動かす。それは間違いないです。

【5巻までの感想】五等分の花嫁の「花嫁」を全力で考察してみた

2018年8月12日