【良作】THE FIRST SLAM DUNKは山王戦が神【ネタバレ感想】

公開日まで情報を全く出さなかったスラムダンクの映画。
不安8割期待2割で観にいってきました。

総評:思ったより悪くない

本作の感想を一言で言うなれば、無難な出来です。
様々な方面の予想通りに「山王戦」を映画化しています。

で、その山王戦の出来栄えが普通に素晴らしい。原作ファンなら「おおっ」と思う程度にはよくできている。

漫画も躍動感はあったのですが、やはり動きがつくと迫力が違うなと。ええじゃん。
不安だったデザインも動くとそんなに悪くない。まあ、少しもっさり感はありましたけど。

少なくとも「観なきゃよかった」とは思いませんでした。話のタネにちょうど良い的な。

なぜリョータにスポットを当てたのか

最初は意味不明だったんですが、これが「FIRST」という意味なのでしょう。
今後、1人ずつ主役を交代して5部作完結にするのかもしれません。

原作ではリョータの存在感が薄かったですからね。最初の1人としてアリだとは思います。
いぶし銀と言えば聞こえは良いですが、目立った活躍は他4人と比べるとどうしても劣ります。

では、具体的にリョータのストーリーを追っていきましょう。

いくらなんでも重すぎる設定

いらんねん、こんな重い話。これ正直な感想。

普通に重い。
親父が死んで、その後、長男が水難事故で死亡。
地元では2人を思い出すからという母親の意向で神奈川に引っ越しますが、リョータは周囲になじめずに孤立すると。

唯一の癒し枠の妹で帳尻を合わせようとしますが、そんなん関係ないぐらい重い。

そもそも上映開始すぐにリョータの少年時代を始めてもチンプンカンプンです。
正直、この時は帰りたかった。スラムダンクにこんなん求めてないんや。

いや、花道も父親が倒れる話はありましたよ。あったけど、深堀はしませんでした。
あくまでバスケ漫画なんだから変にヒューマンドラマを入れられても困るって感じです。

リョータの過去編をすると他4人が出ないのもつまらない。ミッチーは少し出たけど、それぐらいです。

山王戦とリョータの関連性が薄い

原作の最終戦である山王戦は花道と赤木に特にスポットが当たってました。
もちろん全員に活躍の機会はありましたが、この2人がメインなのは間違いない。

それなのにリョータを軸に話を進めると山王戦が変になるんですよね。

何が不満って、あの有名な桜木と流川のハイタッチが全く盛り上がりませんでした。そら2人の深堀を全くしてないからそーなるよ。

魚住乱入に至っては全カットです。赤木に焦点を当ててないから当然と言えば当然ですが、これないと赤木も立ち直りが意味不明すぎるじゃん。

リョータとアヤちゃんの絡みは良かったんですけどね。ていうか、なぜこの2人の過去編をもっとしなかったのか。惚れる理由もっと深堀してほしかった。リョータと言えばそこじゃん。

リョータ主役ならどの戦いが良かったか

山王戦がダメなら何が良いか。ぱっと思いつくのは海南戦。
別に牧とポジションが同じだけで目立った話はありませんが、だからこそ盛りがいがあると言える。

後は翔陽戦ぐらいですかね。山王の深津はそんな目立ってないからリョータ主役はちょっとなあ。

そら最初の映画なら山王戦かもしれませんが、なら素直に花道にスポットを当てておけよと。

他メンバーの感想

リョータ主役の本作。他メンバーはどうだったのか見ていきましょう。

赤木

まあ、普通。
魚住との絡みカットは痛いですが、河田に打ちのめされるシーンは良い感じでした。

リョータ1年時の絡みを見れたのもグッド。融通の利かない赤木の2年生時代を見れたのはうれしかったです。
まさにこういうので良いんだよ。もっとリョータ1年時を深堀してほしかった。

ミッチー

良い感じ。
リョータともっとも因縁のあったキャラですし、中学生リョータとの出会いを描いていたのは素晴らしい。
山王戦も有名シーンは網羅していたと思います。けっこう優遇されてたと思うよ。

花道

これが原作主役の姿か?

「ヤマオーは俺が倒す」や「俺は今なんだよ」といった有名セリフはあります。
が、個人的に最重要の「バスケが好きです」カットは納得できない。このせいでハルコさんモブになっちゃうし。誰あの子?

主役だからどの試合もですが、特に山王戦は花道の見せ場が多すぎて脇役にさせると物語が破綻気味になるんですよね。

なんで最後のハイタッチ後にリョータとリョータママの話を差し込むねん。もう意味不明じゃん。

まあ、主役を食ったというんですかね。いろいろとムリのある流れな気がしないでもない。

流川

空気

流川ファンは観ないほうが良い。もう何もかもが空気。
語れる話がない程度に空気。お前、エースじゃなかったんか…。

なぜかエンディングでリョータと沢北が海外で戦っているのを観たときは変な笑いが出ました。流川ピエロどころじゃねえだろ。

まあ、1年生組が割を食うのは仕方ないのかな・・・仕方ないかな…?

まとめ:アニメーションとリョータ深堀は良い

原作ファンはまあ観ても良いとは思います。山王戦の躍動感は悪くない。
リョータ好きは観た方が良い。思った以上にボリュームが多い。

流川ファンは泣いて良いと思う。映画ポスターでリョータ中心な意味をもっと考えるべきだったね…。

おすすめの記事